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March 21, 2024

羊たちと触れ合う~滝沢南中が農業体験学習

滝沢南中学校2学年の農業体験学習が9月21日、市内の農家12戸で実施されました。これは市グリーン・ツーリズム推進協議会が食農教育として実施しているもので、2学年174人はグループに分かれ、各農家で農作業などを体験。受け入れ農家のラオグジャブ・ムンフバットさんが代表を務める㈱モンゴル未来では、2年6組の生徒30人が羊の世話を体験しました。当日はあいにくの雨となりましたが、生徒たちはハウスのわら敷き、飼料の補充などの体験の後、外にいる羊たちを追い込み、ハウスまで誘導。思い通りに動いてくれない羊たちに苦戦しましたが、ハウスで自分たちが用意した餌を一心不乱に頬張る羊たちを見ると、生徒たちからは「かわいい」「一生懸命食べてる」などのうれしそうな感想が飛び交いました。最後には毛刈りの体験もあり、充実した学習となりました。 (たきざわ魅力発信推進室作成) 続きを読む…
March 21, 2024

羊の放牧「それならできる」 モンゴル人青年、地域に支えられ再出発

「ピュルル~」。岩手県滝沢市の岩手山のふもとに広がる草原で、涼やかな風に混じって羊飼いの口笛が響く。モンゴル人のラオグジャブ・ムンフバットさん(36)は、地域の人に支えられながら羊の牧場経営を続けている。  モンゴルの首都ウランバートルから西に約1千キロ離れた草原で、遊牧民の子として生まれた。季節が変わる度にゲル(家)を移動し、馬に乗って水をくみに行ったり、羊や牛を育てたりして暮らした。  「小さいころは馬よりも自転車がほしくて。祖父と市場に行き、カシミヤの毛と自転車を物々交換してもらいました」  小学4年生からはウランバートルに引っ越し、勉強に励んだ。中学生の時、ソニーの創業者の一人、故・盛田昭夫氏の著作を読み、優れた製品を作り出す日本の技術に憧れた。  高校では日本語を学び、モンゴル相撲でウランバートルのチャンピオンになって、教師たちからは「横綱」と呼ばれた。夢をかなえるため、2009年、奨学金を得て岩手大人文社会科学部に留学した。 続きを読む…
March 21, 2024

岩手、遊牧民起業家が羊の新地平 持続可能な生き方提案

岩手県の羊が人々を引きつけている。羊は衣食住の全てを賄えるという万能性が魅力の一つ。岩手の飼育頭数は北海道に次ぐ2位だ。飼育者は新しい地平を切り開きつつある。ホームスパンの伝統が国内で唯一根付く土地でもあり、羊毛に魅せられて移住した手芸作家もいる。それぞれに岩手で羊の物語を紡いでいる。 続きを読む…